鶴岡市所蔵作品 常設展示コーナー

鶴岡アートフォーラムでは、ギャラリー1階の一角に「常設展示コーナー」を設置しています。

鶴岡市には1200点以上の美術作品が所蔵されており、市役所や学校などの公共施設に展示・保管されています。
それらの作品を鑑賞していただくため、常設展示コーナーでは年4回に分けてさまざまな作品を紹介しています。

お気軽にお立ち寄りください。

常設展示コーナー
2022年度 第4期 「引き立てる対比」
2023年1月7日(土) ~ 3月26日(日)

絵画作品においては、作品の中心となるような人物やモノを目立たせたり、または、鑑賞者に注目してもらいたい部分を引き立てたりするために、「対比」の表現が用いられています。

対比は大きいモノと小さいモノ、暗い色彩と明るい色彩、荒い筆致と細かい筆致といったように、正反対であったり全く異なる性質の要素を描くことで生じ、お互いの違いがはっきりと示されるため、それぞれの特徴が際立てられたり、存在感が増したりといった効果がもたらされます。
 このような対比の効果によって、作中の重要な部分が強調されたり、画面にメリハリが付けられたりすることも多く、作品全体の印象を決定づける重要な要因として作用する場合もあります。

それぞれの作品には、どのような対比がなされていて、どのような効果が得られているのでしょうか?表現の違いを感じながらご鑑賞いただけると幸いです。

2022年度 第4期 「引き立てる対比」
作家名作品名制作年素材・技法寸法(h.×w.)
安倍 栄作《金魚》昭和47(1972)年キャンバスに油彩45.5×53.0 cm
安倍 栄作《桃》制作年不詳キャンバスに油彩33.3×45.5 cm
伊藤 喜久井《春の一隅》平成7(1995)年紙本着色116.6×91.0 cm
加賀山 鋼太郎《内川端》昭和54(1979)年紙に水彩53.0×72.7 cm
坂梨 心澄《詩に乗って》昭和62(1987)年キャンバスに油彩162.1×112.1 cm
地主 悌助《紙》昭和29(1954)年キャンバスに油彩90.9×116.7 cm
菅原 爽心《深山鳴鹿》制作年不詳紙本墨画着色45.5×37.9 cm
半澤 満《追想―12「夏(雑魚)」》平成24(2012)年キャンバスに油彩90.9×116.7 cm
三井 永一《DUO 森》平成17(2005)年リトグラフ・手彩色・紙30.0×52.0 cm
常設展示コーナー館内図
展示場所 1階ギャラリー内 常設展示コーナー
開場時間 9:00~17:30 (主催展開催時は主催展に準じる)
観覧料 無料
会期 第1期 4月 2日(土) ~ 6月26日(日)
第2期 7月 2日(土) ~ 9月25日(日)
第3期10月1日(土) ~ 12月25日(日)
第4期2023年 1月 7日(土) ~ 3月26日(日)
常設展示コーナー アーカイブス