鶴岡市所蔵作品 常設展示コーナー

鶴岡アートフォーラムでは、ギャラリー1階の一角に「常設展示コーナー」を設置しています。

鶴岡市には1200点以上の美術作品が所蔵されており、市役所や学校などの公共施設に展示・保管されています。
それらの作品を鑑賞していただくため、常設展示コーナーでは年4回に分けてさまざまな作品を紹介しています。

お気軽にお立ち寄りください。

常設展示コーナー
2024年度 第1期 海・川・水のある景色
2024年4月6日(土) ~ 6月30日(日)

令和6年度第1期は「海・川・水のある景色」と題して水の描き方に着目して展示を行います。

水は本来無色透明の物質です。そのため、水は描くことが非常に難しいモチーフの一つであると言えます。しかし水は必ずしも無色透明に見えるわけではありません。深度が深くなれば赤色の光を吸収し青く見えます。

また、水面に映る光の反射や、水の流れ、水しぶきや泡の表現などを描くことによって、水を表現することができます。画家によってさまざまに表現される水の様子に着目しながら、海や川、水槽といった身近にある水辺の景色の絵を展示します。

今回は、安倍栄作《金魚》、加賀山鋼太郎《内川端》、齋藤求《座礁した海(庄内浜温海)》など、6人の画家による9点の作品を紹介いたします。また、特別展示として平田牧場会長 新田嘉一氏が2005(平成17)年に鶴岡市へ寄贈したベルナール・カトランの《花》を同時公開いたします。

2024年度 第1期 「海・川・水のある景色」
作家名作品名制作年素材・技法寸法(h.× w.)
安倍 栄作《三瀬海岸(由良白山島にて)》昭和41(1966)年紙に水彩33.3×45.5 cm
安倍 栄作《金魚》昭和47(1972)年キャンバスに油彩45.5×53.0 cm
安倍 栄作《市ヶ谷》大正8(1919)年紙に水彩33.3×45.8 cm
伊藤 喜久井《夏の浜》制作年不詳紙本着色67.0×59.0 cm
加賀山 鋼太郎《内川端》昭和54(1979)年紙に水彩53.0×72.7 cm
齋藤 求《日本海(飛島)》昭和42(1967)年キャンバスに油彩60.6×72.7 cm
齋藤 求《座礁した船(庄内浜温海)》平成8(1996)年キャンバスに油彩65.2×80.3 cm
菅原 爽心《深山鳴鹿》製作年不詳紙本墨画着色45.5×37.9 cm
半澤 満《追想―12「夏(雑魚)」》平成24(2012)年キャンバスに油彩90.9×116.7 cm
Bernard Cathelin《花》昭和52(1977)年キャンバスに油彩98.5×48.0 cm
常設展示コーナー館内図
展示場所 1階ギャラリー内 常設展示コーナー
開場時間 9:00~17:30 (主催展開催時は主催展に準じる)
観覧料 無料
会期 第1期      4月 6日(土) ~ 6月30日(日)
第2期      7月 6日(土) ~ 9月29日(日)
第3期     10月 5日(土) ~ 12月26日(水)
第4期2025年 1月11日(土) ~ 3月30日(日)
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