鶴岡市所蔵作品 常設展示コーナー

鶴岡アートフォーラムでは、ギャラリー1階の一角に「常設展示コーナー」を設置しています。

鶴岡市には1200点以上の美術作品が所蔵されており、市役所や学校などの公共施設に展示・保管されています。
それらの作品を鑑賞していただくため、常設展示コーナーでは年4回に分けてさまざまな作品を紹介しています。

お気軽にお立ち寄りください。

常設展示コーナー
2024年度 第3期 「暮らしの中の女たち」
2024年10月5日(土) ~ 12月26日(木)

令和6年度第3期は「暮らしの中の女たち」と題して庄内の画家によって描かれた女性像に着目し、展示を行います。

女性は、古くは神話や伝説、歴史や宗教的な登場人物の題材として描かれ、また肖像画や裸婦といったカテゴリーの中にも女性の姿は描かれてきました。

庄内の画家によって描かれた絵画には、風俗画として女性を描いている作品が多くあります。これらの作品では、身近にいる、暮らしの中の女性たちを描くことに重きが置かれています。
身近にいたはずの女性たちの姿は、現代ではすでに見ることが難しかったり、できなくなっている様子も数多く存在します。けれども絵の中からは、彼女たちの生きていた息遣いが聞こえてくるかのようです。
画家によって描かれた女性たちの、生き生きとした姿をご覧いただければ幸いです。

伊藤喜久井《のりつみ》、成澤翠映《はんこたんな(母と子)》真島元枝《海辺の母子》など、6人の画家による9点の作品を紹介いたします。
また、特別展示として平田牧場会長の新田嘉一氏が2005(平成17)年に鶴岡市へ寄贈したベルナール・カトランの《花》を同時公開いたします。

2024年度 第3期 「暮らしの中の女たち」
作家名作品名制作年素材・技法寸法(h.×w.)
安倍 栄作《窓辺》昭和6(1931)年キャンバスに油彩112.1×162.1 cm
伊藤 喜久井《[待つ人]》昭和30年代後半紙本着色81.5×85.5 cm
伊藤 喜久井《[爪切り]》制作年不詳紙本着色116.7×90.9 cm
伊藤 喜久井《のりつみ》制作年不詳紙本着色145.5×112.1 cm
齋藤 求《浜の人(女)》昭和32(1957)年キャンバスに油彩60.6×72.7 cm
齋藤 求《庄内おばこ》昭和35(1960)年キャンバスに油彩72.7×60..6 cm
成澤 翠映《はんこたんな(母と子)》制作年不詳紙本着色92.0×97.5 cm
真島 元枝《海辺の母子》昭和39(1964)年紙本着色150.0×119.0 cm
結城 天童《庄内おばこ》制作年不詳紙本着色208.0×158.0 cm
カトラン,ベルナール《花》昭和52(1977)年キャンバスに油彩98.5×48.0 cm
常設展示コーナー館内図
展示場所 1階ギャラリー内 常設展示コーナー
開場時間 9:00~17:30 (主催展開催時は主催展に準じる)
観覧料 無料
会期 第1期      4月 6日(土) ~ 6月30日(日)
第2期      7月 6日(土) ~ 9月29日(日)
第3期     10月 5日(土) ~ 12月26日(水)
第4期2025年 1月11日(土) ~ 3月30日(日)
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